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2011年3月27日 (日)

震災その時、東京で・・・⑦

余震で中断したり、節電のために少しずつ書いては保存して・・・を繰り返してきたこのブログ。読み返してみても、その日その日の状況がどんどん変わっていくのがわかります。これを書き始めた当初に比べては、だいぶ東京も落ち着きを取り戻した感じがします。

私にできることって何だろう?と考えてみました。募金をすること。節電をすること。それ以外には・・・

まず、自宅の地震対策をしっかりすること。今回の地震では、あんなに重い婚礼ダンスがかなり動いていました!!ロフトに置いてある本棚もかなり前方にせり出していました。もしロフトの柵を突き破って本棚ごと階下のリビングに落っこちていたら・・・と想像するとゾッとします。壁に飾ってある額も危険でした。おしゃれで素敵なインテリアも安全であってこそ・・・と実感しました。

タンスの上などにモノを乗せない。使っていない食器類は処分する。モノを減らしてシンプルな生活をする。これは私が流行の「断捨離」として数ヶ月前から実践してきたことなのですが、それは安全な環境を作るということにも繋がっていました。今回の地震でお皿やグラスも少し割れたのですが、何年も使っていない食器はかなり処分していたので、割れ物の破片が飛び散るという被害は最小限で済みました。食器棚が開かないようにすることも大事ですし、その中に入れてある食器の数を見直すことも大事だと思いました。

その他に私ができること・・・いろんな場面で痛感した事は、平常心を持つことが大切ということです。スーパーで空っぽの棚を見てもうろたえない。たくさん食品を買い込んでいる人たちを見ても焦らない。余震に対して過剰に怯えない。私が落ち着いた態度でいればレオも精神が安定します。どんな時でも平常心を持つ事で正しい判断ができ、ひいてはそれが被災地の方たちへの小さな支援にも繋がる場合もあると思うのです。

そして、ニュースなどの情報に対しても冷静に判断すること。我が家では今も、お天気のいい時は外に洗濯物を干し、お布団も干しています(うちのマンションでも、かなり外干しするお宅が減りました)。水道水を使ってお味噌汁を作ったり紅茶を淹れて飲んでいます。

経済の活性化という点では・・・先週の三連休に、地震以来初めての雨が降った日がありました。雨には放射能が含まれていて云々という話をよく聞いていましたから、こんな時こそ美容院で髪をカットしようと思い立ち、行ってみるとやっぱりお客さんは私1人きり。馴染みの美容師さんに「だぁれもお客さん来ないから、もう閉めちゃおうかなって思ってた〜」ってすごく喜ばれ、私もカットしてすっきりハッピーhappy01。そして買い物する時は、できるだけ地元の個人商店で買うことを実践しています。大型スーパーよりちょっと値段が高いものもありますが、頑張ってね!!と応援する意味で。先日は、おじいさんがやっている昔ながらのケーキ屋さんでケーキを買い、コーヒー豆を自家焙煎している小さなお店でドリップコーヒーを買いました。八百屋さんも今、かなり厳しいと思います。たとえ長ネギ1本でも八百屋さんで買っています。私が売り上げに貢献できる金額は本当に微々たるものですが・・・

それと、風評被害に苦しむ地域の応援をしたい。今は野菜など出荷停止の措置が取られているからお店に並ばず買いたくても買えないけれど、手に入るなら買って食べたい。旦那の足がもっと良くなって列車や車に長時間乗れるようになったら、ぜひ福島へ行きたい。福島県いわき市は、旦那の両親の故郷です。ご先祖様のお墓もそこにあります。地震のちょうど1ヶ月前、みんなでいわきにお墓参りに行ったばかりだったんです。風光明媚で食べ物も美味しいところなんですよshine。また家族みんなでお墓参りに行きたいな。

今なお、叔父は避難所暮らしで、祖母は宮城県の自宅で暮らしています。今回の地震によって身内が被災したという経験を初めてしました。震災で命を失った方たちや大切な人を亡くした方たち、津波で全て失ってしまった方たち、避難所で不自由な生活を強いられている方たちの心情を想うと、本当に何も言葉が出てきません。何を言ってもそれは私の想像でしかなくて・・・

だからこのブログでは、私がここ東京で実際に体験したことや感じた事だけを書きました。東京に住んでいる私が今できる事を書いてみました。書き始めた当初は、遠く離れている友人たちにこの東京での混乱ぶりをお伝えしたいという想いもありましたが、書き綴っているうちにどんどん私自身が落ち着いて冷静になっていき、前向きに考えられるようになりました。この場を借りてお礼申し上げます。

最初だけ募金したり、ニュースを見て涙を流し自分には何もできないと無力感を嘆いてばかりいることは、被災地への支援には決してならないと思います。本当の支援は何ヶ月も何年も、ずっと続いていくもの。被災しなかった私たちが前向きにいつもどおりの生活を続けて行くこと・・・お勤めしている人はいつもどおり会社へ行き自分の仕事をする。主婦の方はいつもどおり家事や育児をする。学生は勉強し、赤ちゃんや子供たちは健やかに成長していくこと。これは決して、被災地の方たちを忘れるということではなく。

これまで長々と読んでくれた人たちへ、本当にどうもありがとう。

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コメント

大変な時期ですがお互いにがんばりましょうね!(>_<)

投稿: 赤羽@美容院スタイリスト | 2011年3月27日 (日) 19時52分

こんにちは。
息を飲んで、記事を読ませてもらいました。
災害に慣れない所に住む私達は、6年前の地震の時大騒ぎしました。
今回の大地震で、ホコリまみれの避難袋を探して来て備えている自分が情けないです・・。

今まで“当たり前”の背骨が歪んでいた気がします・・。
きちんと丁寧に普通に送る日常・・・・。
それが、今回の復旧の私達に出来る一歩なのかも。
レオねねさんの記事を読んで、そう思いました。
ありがとう。

投稿: okoto | 2011年3月28日 (月) 01時00分

美容院スタイリストさん
まだまだいろんな不安は続いていますが、頑張りましょうね!!

投稿: レオねね | 2011年3月29日 (火) 17時53分

okotoさん、こんな拙い文章から感じ取ってくれてすごく嬉しいです。

今回は本当に書くのに時間がかかりました。書いては読み直して消して・・・の繰り返しでした。この言葉は適切じゃないのでは?もっと適した表現があるのでは?など、ずっと考えていました。自分の語彙の少なさが情けなかった。

okotoさん、今までずっと読んでくれて本当にどうもありがとう。

投稿: レオねね | 2011年3月29日 (火) 18時03分

今回の地震を体験していない私にとって、被災者の皆さんのご苦労は想像さえできないほど大変なものだと思います。毎日ニュースを見て、一日に少しずつでも良い方向に進むことを願っています。

でも、レオにとってはご主人がいてくれてよかったのではないでしょうか。もし一人だったらもっとパニックだったかも。(怪我してるご主人には悪いけど。。。)

レオねねさんの冷静に日常を過ごすという姿勢、よいです!!がんばってくださいね。

投稿: YinUS | 2011年3月30日 (水) 06時34分

YinUSさん、コメントありがとうございます。

いつ起こるかわからないのが震災なんですよね・・・今回本当に身に沁みました。

そちらでは、国民のみなさんの防災意識というものはどういう感じですか?やはり高いですか?

レオがひとりだったら・・・と思うと、それだけでかわいそうでかわいそうで。怪我がなくて本当に良かったです。

投稿: レオねね | 2011年3月31日 (木) 10時40分

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